近況を徒然と

地震後、私自身も環境も着々と変わりつつあるのを感じています。

自他の事に関わらず最近思うことを酔っ払いつつとりとめもなく書いてみる。

  • 関東圏全体には確実に放射能が降り注いでいて、多かれ少なかれみんな被爆している。目に見えないものなので漠然と不安をいだきつつ、とりあえずそれを棚上げして日々の生活を続けている。
  • 以前から長引いている不況による先行きの不透明感と合わさって、人の行動が変化している。本当に信頼できるものは何か、再定義した結果としてそれが表れているんじゃないだろうか。
  • 一人で生き抜くための基盤づくり、スキルポートフォリオの充実にずっと注力していた。最近はどこに転んでも生きていくくらいはどうにかなるんじゃないかなと思うようになった。でも、精神面での他者の重要性についてはこれまであまり考えていなかったが今更ながら気付かされた。直感的に出遅れ10年と言ったところ。
  • プロフェッショナルとして仕事を始めて4年目になるが未だに所属している組織の生産性の向上や利益への寄与といった成果を達成できていない。私自身にその責任の一端があるのだが、一方で私一人の力ではそれを達成できないという現実がある。すると、目的を達成できない組織に居続けることにどうしても疑問が湧いてしまう。だって報われる人、居ないよ。

今日はGWぶりくらいに早い時間に帰宅して、ちびちび飲んでゆっくりリラックスできた。

Ubuntu10.10 でプロテクト?がかかったDVDのコピー

コピーについては標準のBraseroディスク作成ツールが使用可能です。ただしプロテクトがかかったもののコピーについてはlibdvdcss2というライブラリが必要です。
インストールは端末から

sudo /usr/share/doc/libdvdread4/install-css.sh

以上。これでBraseroでプロテクト付DVDをコピーできるようになります。
なお、10.10でlibdvdcss2をインストールするにはlibdvdread4が入っている必要があるっぽいですが標準で入ってるはずです。以前はリポジトリから取ってくる必要があったようですが10.04辺りから変わっているようです

アクセスコントロールの回避が違法化の方向

本記事に関連する話として、DVDのプロテクト(アクセスコントロール)回避は違法化されるかもしれないそうです。
私的複製が実質的にできなくなるのかもしれませんね。

T-01Aにspモードを設定してみた。

T-01A最大の不満(というかドコモのスマートフォン全部?)は、ガラケーとの2台持ちでなければ*1、従来から使ってきたi-modeメールを以前と同様に使用できなかった。つまり、わざわざi-mode.netのWebサイトに赴き、ID/パスワードで認証を受け、毎回「更新」ボタンを押さなければ、友達からのメールを見ることができなかった。
今月出てきたspモードのおかげで、契約変更とアプリのインストールをすることで、スマートフォンでもi-modeメールをプッシュ配信で受け取ることができるようになりました。でもその契約変更や設定手順も中々に面倒だったので記録を残しておく。

契約の更新

現在、My docomoとかでは契約変更はできないみたいです。私はドコモショップで契約の変更をしました。
元々の契約オプションは

の2つでした。これを私の場合はspモードのみに絞りました。spモードは3Gアクセスポイントを兼ねているのでmopera契約時と同様に高速(?笑)通信が可能です。
ただし、

  • moperaのメールアドレスを使用している人は引き続き契約する必要があるかも
  • PCからi-modeメールを見る人は引き続きi-mode.netの契約が必要

他にもこれまでできていたことができなくなるかもなのでよく確認した方が良いです。私では網羅できませんのでドコモショップの人とよく相談してみてください。

spモードメールのセットアップ

T-01Aのspモード設定は、最後でハマりました。説明書(T-01A START UP GUIDE:ドコモショップで配っている冊子)には一番大事なことが書いてない。
設定の手順は最後以外説明書そのままで以下の通りです。ただ、説明書及び以下の説明と実際の画面は微妙に異なる表記のとこがあった気がします。その辺りは適宜一番近いものを選んでください。

  1. Windws Mobile 6.5にアップデート
    • OSがWindows Mobile 6.1のままの人のみ実施する。
    • 分からない人は上記のリンク先を参照してみてください。
  2. APN(アクセスポイント)の設定
    1. スタートメニューを選択
    2. 「設定」を選択
    3. 「接続」を選択
    4. 再度「接続」を選択
    5. mepera Uの「新しいモデム接続の追加」を選択
    6. 「接続名」欄に「spモード」と入力
    7. 「モデムの選択」欄は「パケット通信(3G, GPRS)」を選択
    8. 下方の「次へ」を選択
    9. アクセスポイント名に「spmode.ne.jp」と入力
    10. 下方の「次へ」を選択
    11. ユーザ名、パスワード、ドメインに何も入力せずに「完了」を選択
  3. spモードメールアプリをダウンロード
    1. 端末のブラウザから「http://www.dcm-gate.com」に接続
    2. 「メールアプリダウンロード」とあるリンクを選択
    3. 再度「メールアプリダウンロード」とあるリンクを選択
    4. T-01Aのアプリのダウンロードを選択
    5. (この辺、記憶が曖昧で説明書への記載も無し)アプリを2つダウンロードして順番にインストールする。
  4. Windows Live IDの取得(持ってる人は実施不要)
    1. スタートメニューを選択
    2. Windows Live」を機動
    3. 「ここをクリックしてサインインします。」をクリック
    4. 下方の「承諾」をクリック(一応、条件とか読んでおいた方がいいかも)
    5. メールアドレスとパスワードは空欄のまま「Windows Live IDの作成」を選択
    6. ブラウザが起動し、警告が表示されるので「はい」を選択
    7. 希望ID、パスワード、連絡先、生年、CAPTCHA(難読化文字)を入力
    8. 「同意する」ボタンを選択
  5. 端末のメールクライアントにspモードを追加(この部分は説明書にもWebにも書いてない!!)
    1. スタートメニューを選択
    2. 「Marketplace」を起動
    3. 「spモード」で検索
    4. spモードを選択後、インストール
  6. spモードメールクライアントの起動
    1. スタートメニューを選択
    2. 「spモードメール」を起動

お疲れさまです。見ての通り、超面倒くさいです。。電車内広告で知りましたがどれだけの人がハマっているのでしょうか。。

*1:i-modeから設定しなければスマートフォンのメール受信アプリが使用不可だった

Freezeできない(Ubuntu 10.04 Lucid Lynx x84_64/Python2.6)

FreezeとはPythonスクリプトを1つのバイナリにまとめて実行形式にしてくれる、元祖Pythonの謹製ツールです。デフォルトではインストールされてないので、欲しい人はPythonソースコードの「python2.6-2.6.5/Tools/freeze」以下を見ればあります。ソースコード

sudo apt-get source Python2.6

で取得できます。
さて、タイトルの環境でfreezeを試したのですがハマった。わけわからん。
以下、ぶつかった壁とその解決方法

「/usr/lib/python2.6/config/config.c.in」がありません

これはfreeze.py実行中に出たエラー
ソースコードからconfig.c.inが必要なパスにコピーして使うことで無理やり解決。ファイルは「Modules/config.c.in」にあります。

Python.h 他がありません」

これはfreeze.py実行後のmake中に出たエラー
めんどくさいのでヘッダを全部持ってきた。

sudo cp /usr/lib/python2.6/Include/* <freeze.py実行後Makefileができたパス>

「libpython2.6.aがありません」

これもfreeze.py実行後のmake中に出たエラー。なんで無いのか理解できない。
これは上で用意したPythonソースコードをビルドして作りました。
まず、Pythonのビルドに必要なライブラリを準備する。

sudo apt-get build-dep python2.6

次にcofigureする。Pythonのソースフォルダに移動して

./configure

続けてmakeする。

make -s -j 2

めでたく、ソースフォルダのルートに「libpython2.6.a」ができている。これも必要な場所に置けば良い。

「config.o:(.data+0x○○): undefined reference to `○○○'」多発

これもfreeze.pyが作成したMakefileのmake中に発生した。
そろそろキレそう。Google先生もお手上げだったので、試しにfreeze.pyの実行を先ほどビルドしたpythonに切り替えてやり直してみる。

$BUILD_PATH/python freeze.py -p $BUILD_PATH hoge.py

上記の$BUILD_PATHには先ほどビルドしたPythonのあるパスが当てはまればなんでも良い。これで「udefined 〜〜〜」のメッセージが大幅に減った。

config.o:(.data+0x28): undefined reference to `init_warnings'
collect2: ld returned 1 exit status
make: *** [hello] エラー 1

このエラーはWebに落ちているものだ。このbugと同じ対策をfreeze.pyと同じディレクトリにある「makeconfig.py」にも施してやる。
再度、freeze.pyを実行することでバイナリ「hoge」が完成した。
解決した。
ってかバイナリでかっ!!サンプルなのに7MBもあるで

振り返り

実はLinuxでバイナリを自前で用意してビルドしたりするのはほとんど初めてだった。大分メジャーになったUbuntuでさえも、なんかの開発をやろうとしたらまだまだ結構大変なんだなと思う次第…

ども、久々のエントリです。職場ではWindowsを使ってLinuxで動くソフトウェアの開発なんてやってます。まぁそれだと問題が色々あるわけで、この際、職場のマシンをLinuxに入れ替えよう、ってことに俺の中で決めました。それで、最近自宅PCを実験台に準備を始めるなどしています。
今日はそんな中で出てきたネタ。

行政刷新会議ワーキンググループ・資料集がおもしろい

巷で騒がれている行政刷新会議。新聞を取っておらず、テレビも持っていないのでヲチできてないのですが、資料は見ることができます。ネタ集めのきっかけに良いと思われます。私はものぐさなのでようやりませんが。

  1. 会場を選択する。
  2. 気になる事業分野の評決結果を見る。
  3. 納得いかないものについて、評価コメントを見る。
  4. それでも納得しなければ背景や数字をかき集めてエントリにまとめる。

行政刷新会議自体、やって意味があるのか、って話は以下の話に同意します。

俺はマシだと思いますよ。問題点をあぶりだす仕組みがあるという一点だけでもおk。その問題点の検討レベルに難があるし、拙速であることは認めざるを得ませんけど、やらないよりはマシ。
事業仕分けの論点

ネタに最高って言ったけど、会議の評決結果とコメントっていうのは、議論の叩き台とするのにすごく有用だと思います。実際、話が盛り上がってるわけだし。

スパコンの仕分け結果は仕方ない

11/14時点で評価コメントが出ておらず、どういう経緯でWGが予算縮減の決定を出したのかわかりませんが結果には個人的に同意します。

少なくとも「世界最速」が目標、というのはおかしな話。今の日本では夢と希望だけで、大金をかけることができないのが現実でしょう。
世界最速のスパコンができても、使う人が少なくて、お金も入ってこないのならまるきり無駄だからです。

世界最速のネームバリューさえ取れれば、他で確実に回収できるという明確なシナリオがあればいいのですが、よくわかんない試算くらいしか無さそうです。(あったら考え直します。。)ググったけどすぐには見つからなかったですが

以前から、国が日本のIT産業を育てるとかいう理由で、1プロジェクトあたり何百億も予算を取ってきて、ITゼネコンと呼ばれるような企業にスパコン作らせてます。
でも、肝心の企業はその予算をただの食い扶持としか見てない節があり、培った技術をグローバル市場での売れる製品に結び付けられていないということが長年続いています。
地球シミュレータの能力はかつて確かにトップでしたが、おかげで日本のスパコンが売れたなんて聞いたことがありません。(知らないだけかもしれませんが、現実、IBMの土壇場ですし )

そういう背景があり、これからも大きな成果が見込めないということで今回の結果に至ったと思います。 スパコンが必要なだけなら、良い物を安く作ってくれるところに組んでもらえばいいのですから。
不毛なことを続けるより、もっと効果の上がる施策を考えて、予算を回そうというのであれば、仕方ないと思います。