使うネタはいつもリアル、メタルギアソリッドシリーズ第四作

メタルギアソリッド4作中でキーとなる組織にPMCがある。最初トレイラーでこの名前を目にしたとき、その存在は架空のものだと思っていた。

民間軍事会社(みんかんぐんじかいしゃ) "Private Military Company, PMC"または、"Private Military Firms PMF"と主に表記される新しい形態の傭兵組織。

民間軍事会社 - Wikipedia

実在した。アフガニスタンイラクでの戦闘に今でも傭兵が活躍しているという話はよく聞くが、その存在は戦争するに当たって欠かせない一方で問題も噴出している*1
メタルギアシリーズは歴史に「もし」を入れたストリーと、ゲームならではの常識離れした設定で人気を博している(主に実存する核と架空の兵器:メタルギアを組み合わた脅威など)。
現実のPMCは

現在、世界中で活動するPMCは50〜60社もあり、市場規模も90年の550億ドルから今や1000億ドル規模へと急成長し、2010年には2000億ドルにまで膨れあがると予測されている。9・11以後は、「テロとの戦い」という新たな要員も加わってPMCの需要は増加の一途をたどっている。戦争がPMCを必要とし、PMCが戦争を必要としている。

戦争ビジネスで急成長する民間軍事会社(PMC) 戦争が長引くほど出番 戦闘からゴミ処理まで 軍事問題研究会 蛭田勢二

ビジネスでしかない。しかも典型的なマッチポンプ
そこにメタルギアシリーズでは、戦士が生の充足を得ることのできる楽園:アウターヘヴンを地上に作るための隠れ蓑としてPMCが登場する。これまでは過去〜現在における時間軸で現実に起こっていたことを、ストーリーの重要なエッセンスとして描いていた。しかしPMCのような傭兵会社の問題は最近になって注目されていることである。現在〜これから起こりえるさらなる脅威をストーリーの軸に添えたメタルギアソリッド4は今までの作品とはまた違う種類のメッセージ性をはらんだものになるだろう。

以上、コナミの提供で(ry

*1:ブラックウォーター事件に関して、読売新聞はカラー写真付きの記事を組んでいたように記憶。